このサイトではFIR/IIR型ディジタルフィルタの設計を行うことができます

作成可能なフィルタの種類は次の通りです。

移動平均フィルタ
利得特性として、ローパス・ハイパスを指定可能
ローパスは直線位相特性が保持されますが、ハイパスは保持されません
FIR フィルタ
利得特性として、ローパス・ハイパス・バンドパス・バンドエリミネート・オールパスを指定可能
すべて直線位相特性を持つよう設計されます。
IIR フィルタ
利得特性として、ローパス・ハイパス・バンドパス・バンドエリミネートを指定可能
直線位相として設計できませんが、カットオフゲインをデシベル単位で指定できます

設計情報として次の情報を得ることができます。

・利得特性(倍率単位、デシベル単位の2種類)
・位相特性
・群遅延特性
・係数と差分方程式
FIRは直接形、IIRは最高次数が2次の縦続形で係数が得られます。
差分方程式にこれらの係数を代入すれば、そのままソフトウェアに組込むことができます。
ただし、IIRのLPF/HPFに関しては、1次と2次の乗算形に因数分解されています。
例えば3次元方程式は(1x2)次に、4次元方程式は(2x2)次の形で係数が得られます。
気をつけなければならないのは、IIRでBPF/BEFを求めたい場合です。
BPF/BEFに関しては、最終的にLPF/HPFの2倍の次数で得られます。
先ほどの例で言えば、3次のLPFをBPFとして設計することで、2倍の6次元に変換されます。
この場合も最高次数が2次までとなりますので、(2x2x2)次元の形で得られるということになります。

What's New

2022/02/01
FIRアルゴリズムを一部改良
2014/02/02
FIR微分フィルタを追加しました。
2013/09/15
ソフトウェアライブラリページに3Dデモソフトを追加しました。
2013/08/14
ソフトウェアライブラリページを追加しました。
2013/08/11
ヒルベルトフィルタの設計ページが追加されました。
2013/08/04
AVE/FIR/IIRフィルタに群遅延特性グラフが追加されました。
2013/07/21
FIRフィルタ設計時に通過域・阻止域の利得指定が出来るようになりました。(-40~40dB)
2013/07/15
AVE/FIR/IIRフィルタの利得・位相情報をテキストリストとして取得できるようになりました。
AVE/FIRフィルタの上限タップ数が99->199になりました。
AVE/FIR/IIRフィルタ係数の精度が向上しました。
2013/07/07
FIRフィルタにKaiser窓を追加しました。減衰量をdBで指定できます。
2013/05/29
トップページを更新しました
2012/12/22
FIR/IIR係数の小数点以下の精度が向上しました。